校長ブログ

2025.5.5

継続は“ゲン担ぎ”なり!?

「継続は力なり」とは、本当にその通りだと思う。僕は、子どもの頃に父親から人生訓みたいなものを3つぐらい叩き込まれたが、そのうちの一つがこれだ。目標に向かって懸命に努力を積み重ねることで、それなりの成果を得た経験は何度かあり、父親のこの教えには本当に感謝している。

 

スポーツの世界で大成した人も、同じようなことをよく言っている。イチローさんが2004年にメジャーリーグで年間最多安打を達成した時に語った「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」という言葉はあまりにも有名だ。桑田真澄さんからは、17年間の現役生活で毎日50球のシャドウピッチング(実際のボールは投げずに鏡等で自分の投球フォームをチェックする練習;50球なら約10分で終わる)を欠かさなかった、という話を聞いたことがある。

実は、中学の入学式の式辞でこの話をした。何でも良いので、簡単にできることを継続してみましょうと。継続するコツは「無理せずにできること」をやること、だと思う。最初から頑張ってやろうと思うと、だいたい続かなくなるものだ。例えば“毎日、日記を書く”などは到底できなくても、“その日にあったことを1行だけ書く”ならできるのではないか。楽にできるようになったら、少しずつハードルを上げていけば良い。あくまでも自分のできる範囲で!

 

生徒に偉そうに言うだけだと申し訳ないので、一応僕も継続していることがある。それは、ランニングとちょっとした筋トレだ。前職ではコロナ禍で在宅勤務になったので、運動不足解消のために始めたが、筋トレは毎日、ランニングは毎月の走行距離のノルマを決めて走っている。ランニングはこの5年間で累計5700㎞走った。ハワイまでもうひと頑張りといったところだ。今のところ、ギックリ腰や肉離れになった時以外は継続している。ただ、僕の場合は、アスリートでもないし(笑)何か目標があるわけではない。

 

今の僕は、ほぼゲン担ぎでこれらを続けている。特に、校長になってからは生徒と教員の学校生活での安全と、個人的な家内安全を念頭に置いている。どれぐらいの“ご利益”があるのか不明だが、少なくとも止めてしまうと何か良くないことが起こるような気もしていて…。何だか変な宗教のような感じもするが(笑)。

継続は“ゲン担ぎ”なり、だ!

 

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