校長ブログ

2025.7.15

この夏の主役は若者だ!

高校野球の地方大会が始まった。ここ神奈川県も今月7日に開会式が行われ、この1週間、県内各球場で熱戦が繰り広げられている。熱戦と言えば、高校野球と並行して参議院選挙の各党各候補の戦いも激しさを増しているようだ。

たまたま同時並行で行われているこれら2つのイベント、やや強引だがキーワードは“若者”なのではないか。

高校野球は言うまでもない。僕は自分の学校の応援もだが、神奈川県高野連の仕事もさせていただいている関係で、他の学校の試合も観戦する機会が多い。学校の強い弱いはあるものの、どのチームの選手も必死にプレーしているのはもちろん、スタンドの生徒の一生懸命さも半端ではない。その元気、パワーを間近で感じることができるのは本当に楽しい。当たり前だが、高校野球は高校生しかプレーできないし、同級生をスタンドから声を枯らして応援するのも高校生しかできない。この“特権”を存分に満喫している高校生は、まさに夏の主役なのだ。

一方、参議院選挙である。今回の選挙、これまでとは少し様相が違っているようだ。以前にこの場で「若者が政治に無関心」という趣旨のことを書いたが、どうやらそうでもなくなってきているらしい。先日のNHKの世論調査によると、「投票に行くか?」という質問に対し、「必ず行く」と「期日前投票をした」の合計が、18~29歳で44%(3年前の参議院選挙と比較し+15%ポイント)、30代では52%(同+19%ポイント)となっており、40代以上が60~70%程度なのと比較するとまだ低いものの、急激に政治に対する関心度が上がっていることが見て取れる。各政党の支持率も大きく変動しているようで、ここに若者たちの支持が大きく影響しているとも言われている。この場で僕自身の立場は述べることはしないが、若者たちが自分で主義主張を持って世の中に一石を投じようとしていること自体は、とても良いことではないか。今回の参議院選挙の主役も若者(4月以降にすでに誕生日を迎えた高校3年生を含む)なのである。

若者たちの、高校野球の現場で弾けるパワー、選挙を通じて積極的に社会に参画しようとする姿勢、実に頼もしい。顔を合わせれば「今日も暑い」「熱中症に気をつけよう」が合言葉になっている大人たち、うかうかしてはいられないのでは(笑)。

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