校長ブログ

2025.8.8

横浜隼人が甲子園に出場!?

今年の1月23日付のこの欄で、Baseball5という競技で横浜隼人高校が日本選手権ユースの部で2連覇を飾ったということを書いた。その競技自体の詳しい説明はそちらに譲るとして、実はこの2連覇には後日談がある。いや、むしろ後日談の方が興味深いかもしれない…

 

この大会に出場した選手たちを中心にユースの部の日本代表チーム(いわゆる「侍ジャパン」)が組成され、8名の選手のうち横浜隼人から何と3名が選出された。そして3月に台湾で行われたアジア杯で初出場の日本代表チームが見事に優勝し、アジアチャンピオンに輝いたのである!日本高野連会長からも校長宛てに祝電を頂くなど、そこには野球界を挙げてのBaseball5に対する関心の高さが窺える。

これだけでもすごいことなのだが、話はまだ続く。その後、先月になって全国高等学校野球選手権大会を主催する朝日新聞社から連絡があり、その時の選手のうち2名が甲子園の開幕試合での始球式に選ばれたのだ!アジア杯での女子MVPに選ばれた女子選手と、日本代表チームの主将を務めた横浜隼人の男子選手が、それぞれピッチャー、キャッチャーとして。もうびっくりである。校長としては当然、甲子園球場に駆け付けたのだった。

 

開会式が終了し第一試合開始の準備が進む中、甲子園のグランドに横浜隼人のユニフォーム姿が。僕はそれを目にしただけで感動して目頭が熱くなってしまった。スタンドから手を振ったら気づいたようで帽子を取ってお辞儀をしてくれた。

いよいよ本番。ちゃんと捕れるかな、と余計な心配をしながら見ていたのだが…そしてこれまた実に不思議な縁で、その試合の球審は僕の大学野球部の後輩(申し遅れましたが、僕は大学時代には野球部に所属しておりました)だったのだ。その彼の「プレイボール」という大きなコールの後、女子選手が投げ込んだボールは見事なストライク投球となって、横浜隼人選手のグラブに収まった。甲子園球場を埋め尽くした大観衆からの割れんばかりの拍手の中、二人は内野席、外野席全方面に深々と礼をしてグランドを後にした。

日本代表チームには横浜隼人から3人選ばれたと述べたが、あとの二人もユニフォームこそ着ていなかったものの、甲子園のグランドで始球式を見守っていた。

 

いや~、良かった、良かった!おまけに、還暦を過ぎてこんな感動を味わせてもらえるなんて、実にありがたいこと。

関係者の皆さま、本当にありがとうございました。選手はもちろんですが、僕も本当にいい思い出になりました。

 

…来年は、野球部本体でこのグランドに来てもらいたいものである。

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