校長ブログ

2025.12.13

学校説明会は真剣勝負

師走の声を聞き、来年度の受験生とその保護者向けに行ってきた学校説明会もほぼ終了だ(本校の場合は高校入試向けは終了、中学入試向けはあと1回)。私立の学校にとっては、受験校選びをしている受験生親子に対して自分の学校の中身をいかに正しく魅力的に伝えるかというのは極めて重要であり、どの学校も学校説明会には殊更注力している。

横浜隼人の場合、冒頭の約15分を校長が挨拶をし、その後に在校生による学校生活紹介や、担当教員による具体的な教育指導内容や大学進学実績等の説明がなされる。僕は挨拶の中で「横浜隼人がどんな学校で、どんな生徒の育成を目指しているか」ということをできるだけ分かりやすく述べることにしている。前回のブログにも関連するが、どんな言葉を選ぶかは非常に大事なので、たかだか15分程度ではあるがその準備には結構時間を使うことにしている。喋るだけなので何とでも言おうと思えば言えるが、嘘をつくわけにもいかず(笑)、学校の魅力を効果的に伝えるには何を語れば良いのかということには非常に神経を使っている。この説明会で横浜隼人の印象が決まり、受験生の進路の選択がなされるのだと考えると、説明する側にとっては“真剣勝負の場”であることは間違いない。

昨年は校長として話す最初の年だったので、本当に苦心した。何か特別なことをカッコ良く話せないか、受験生親子の心にグッと刺さるエピソードなどはないか、などとあれこれ思いを巡らせた。いろいろ考えた末に、あくまでも等身大のスタンスで誠実に話すのが一番ではないかという結論に至った。校長として普段から感じていること、やっていることを素直に話すのだ。では、横浜隼人はどんな学校なのか?その特徴、魅力をひと言でどう表現したら良いのか?

それは、実に簡単だったのだ!僕が毎回挨拶の最初で述べることは「横浜隼人の“一番の売りは生徒”です。みんな実に明るく、素直で、元気で、しっかりと挨拶ができます。どこに出しては恥ずかしくない自慢の生徒たちで、僕の誇りです!」という言葉。「もちろん多少の例外もいますが…(笑)」と添えるが、これが校長に就任して以来一貫している実感だ。ちなみに、二番目の“売り”については「この生徒を支える教員です。働き方改革もあって時間が限られている中で、精一杯生徒に寄り添った指導をしています」ということを述べている。

改めて考えてみれば、この辺りが学校の基盤としてしっかりしていれば、学校改革など大したことではないのかもしれない。改革と言えば少しオーバーだが、教育業界はどうしても世の中の変化からは遅れがちになるので、それを修正し、学校運営の仕組みを適切なスピードで進化させていく作業ということ。これは今後も継続的に行っていくつもりだ。

ところで、先日ある教員が塾の関係者から次のようなことを聞いてきたとのこと。「校長が生徒を自慢する学校は信用できる。」なんと!そうだったのか!(笑)

横浜隼人は本物です!!!

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