校長ブログ

2025.1.23

Baseball5日本選手権、横浜隼人が2連覇!

Baseball5という競技をご存知だろうか?昭和世代なら子供のころに公園等でやったハンドベースボールに似た競技。2018年に世界野球ソフトボール連盟によって考案され、ゴムボールさえあればどこでもプレーできるストリートスポーツとして今や急速に広まりつつある。日本では、全日本野球協会(以下、BFJ)が中心になって強力にその普及を図っている。 

 この第1回日本選手権が1年前に開催され、ユース(高校)の部でわが横浜隼人が初代王者となった。先日今年の大会が行われ、BFJの山中会長のほか斎藤佑樹さんもアンバサダーとして会場に姿を見せるなど、大盛り上がりであった。 

そこで横浜隼人は、強豪チームを次々と撃破し、見事に連覇を達成したのであった!この競技は1チーム5人で構成されるのだが(だからBaseball5!)、男女混成チームでなければならないのがミソ。横浜隼人は、男子の硬式野球部に加えて女子の硬式野球部も活動しており、女子は全国制覇の経験もある。この二つの部活からメンバーを出し合って混成チームを作るのだが、ここ数カ月、朝練を頑張っている姿を毎日見かけた(放課後は、それぞれの本職の部活の練習)。 

このBaseball5、単純な競技のように見えて意外に奥が深い。昨年の優勝経験も踏まえて、今年はよりレベルアップした戦いぶりを見せてくれた。あまり報道されていないのが少し残念ではあるが、彼ら彼女らの快挙を本当に誇りに思う。そして、急造チームならではの苦労も多かったと思うが、自分たちで議論し励まし合ったその努力には大きな拍手を送りたい。 

 このことをSNSに投稿したら、その競技の手軽さからか、前職の先輩から「我々の年代でも楽しめそう」とのコメントを寄せていただいたのだが…。なんの、なんの!それは絶対に無理だ!競技自体は手軽だし、コートも狭いのでそういう見方になるのかも知れないが、スピード、俊敏さ、運動量、いずれをとっても野球よりも明らかに上。しかも、野球のように“休んでいる時間”が全くないので、かなりきついと思う。我々世代が真剣にやったら怪我人が続出するだろうし、オジサンの草野球のような感覚でやったら競技自体が全く面白くなくなってしまうに違いない。スポーツのいろんな要素を含んでいる上に、パワーや体の大きさもほとんど必要ないので、むしろ小学校の体育の授業で取り入れるのが良いのではないかと真剣に思う。 

 こんな良いことずくめのBaseball5、これからの発展が実に楽しみだ。そんな中で、わが横浜隼人が我が国のトップランナーとして競技全体を牽引していけるようなことになれば、僕にとっては望外の喜びである。 

 Baseball5の公式サイト ⇒ https://www.baseball5.jp/ 

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