校長ブログ

2026.5.21

まず行動!

非常に嬉しい、と言うか、誇らしいニュースが飛び込んできた。神奈川県にお住まいの方はマスコミの報道等を通じてご存じかもしれないが、横浜隼人高校3年生の男子生徒が、部活動を終えて帰宅する途中で4歳の迷子の男児を見かけ、自宅まで送り届けた上にご両親が帰宅するまで一緒にいてあげた、というものだ。4月中旬の午後7時ごろというから、迷子の男の子もさぞ怖かったであろうし、何よりもご両親がその時点で警察に捜索願を出していたということであったから、無事に保護されて大いに安堵されたに違いない。先日、この生徒に対して地元の警察署長から感謝状が贈呈された。

この男子生徒の行動は、考えようによっては当たり前かもしれないが、本人曰く「迷わず」そうした行動を取った、というところが、なかなか普通にできることではないし立派だと思うのである。以前にもこの欄で書いた記憶があるが、こういう行動がさっとできる生徒が多いのが、横浜隼人の最大の特徴だと思っている。目の前にいる人の状況や立場を考えて、咄嗟に行動に移すことができる、今の世知辛い社会の中で最も求められる資質ではないだろうか。

「心が変われば行動が変わる。行動が変われば…」というアメリカの心理学者ウィリアム・ジェームズの有名な言葉があるが、意外と身近なところでは、“行動が先なのでは!?”と思うことが多い。後先考えずに行動することによって何か得るものがあると、それが自己効力感みたいなものに繋がり、意識の上で大きな変化が訪れるということは、僕自身が結構経験している気がする。「何か他人から喜ばれることをしよう」などと特に思っていなくても、咄嗟に出た行動による気づきや感動が、そのことに関する意識を高め、ひいては人間性の向上にも繋がることも多いのではないか。

少し話がずれるが、以前勤務していた職場で、“夏を暑いと思わずに過ごす方法”として「『暑い』という言葉を口に出さないこと」ということを述べたところ、当時の上司にえらく褒められた覚えがある。これも上記と似たようなことで、言葉に出す(出さない)という行動が、その人の気持ちや心に影響を与えるということなのだと思う。

何やら小難しいことをグタグタ述べてしまったが、要するに、横浜隼人には困っている人に対してすぐに行動に移せるような素晴らしい若者がたくさんいて誇らしい、ということが言いたいのでした。

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